上海バンスキング

 吉田日出子主演の上海バンスキングより「貴方とならば」です。

 無性に聴きたくなりました。何年か前の愛聴盤でして。このアルバムには随分救われました。第二次世界大戦前から、大戦中にかけてのジャズマン達の物語です。
 斉藤憐『昭和のバンスキング達 ジャズ・港・放蕩』もあわせて読むと面白いです。どんなに大変な時代でもジャズを愛し続けたミュージシャン達の歴史です。このジャズマン達は本当に粋だな。偉大な先人達に尊敬をしつつ、自分もがんばんなきゃなと。そう思います。
 
 ジャズといえば、僕がレコードプレーヤーを購入するきっかけになったのがRy Cooderの『JAZZ』でした。このアルバムはレコードで聴いてみたい!そう思ったのが20歳の冬でした。ああ懐かし。とてもとっても大事な青春の1枚です。


 ああ、Ry Cooderのスライドギターは涙腺を刺激するな。どうしてこんなに優しい音色が出せるんだろう。愛かな。音楽への。
 全然ジャズを知らない自分がいうのもなんですが、ジャズには全てがあるような気がします。それだけの歴史が詰まった音楽。そんな事を思わせてくれる吉田日出子Ry Cooderの名演です。ありがとうございます。
 やはりニューオーリンズは偉大だな。