ゆとり(アーサー・ラッセル 2)

 知り合いの陶芸家さんの個展を先日みに行きまして。どうにも惹かれるものがありまして、↓の花瓶を購入しました。

 花は家の下が花屋さんなもので、そこで花瓶を持って行って見繕ってもらいました。かわいいでしょ。作品を作られたのは、西井 久芳さんという、野田せんせの知り合いの方です。他の作品も徹底してシンプルで素敵でした。西井さんとも有意義な話が出来てナイスな時間を過ごさせて頂きました。彼も音楽に対して一言持っている(?)人なので、ちょくちょく意見を貰ったりしています。音源完成したら聴いてもらいましょう。
 そうそう、なぜ花瓶を購入したかというと、日常生活に潤いというか、ゆとりが欲しかったんですね。日々、仕事・練習の繰り返しなんですがそんななかに、素敵な花瓶があってそこにかわいい花が活けてあって、文鳥がいてサボテンがあったら少しは華やぐんではないかと、月並みな事を考えた訳です。写真のスペースは僕の家の素敵空間です。レコードはアレサ・フランクリンでSpirit in the Darkです。さいこうでしょ?
 知り合いに陶芸家さんも何人かいる事だし家の食器なんか自分の好きなもので揃えるのもいいかななんて思っています。でも値段なんて関係なくずっと使っているものには愛着はわくんですがね。しかしまあそれくらいのゆとりがあってもいいなと思うのでした。

 あぁ、あと最近アーサー・ラッセルを青田買いしていて、手元に届いたものから聴いているのですが、彼にはちゃんと歌がある。どんなに突飛な音を入れていようが、そこには彼のシンガーソングライターとしての才能があるのです。曲がまずよくて、歌がいい。アレン・ギンズバークなんかの詩人ともかなり交流があって、仏教からの影響もかなり受けたらしく歌詞もすごくいいんです。ダブル・ミーニングなものもかなりあるようですが。面白いです。音響と歌、歌詞の両立て簡単でないのであって…。
 彼は全てを肯定したかった人なんでしょうね。ここまで折衷的な音を創りだせたのでしょう。前回も書いたけれどこれって難しい事で。誰でも彼みたいな活動ができるわけではない。憧れですね。今日は『CALLING OUT OF CONTEXT』と『24→24Music』のデラックス・エディションを聴いていますよ。

 『CALLING OUT OF CONTEXT』より。彼は自然や動物なんかに対してすごく興味をもっていたようで、バンド名、曲名にそれがよく現れています。愛用のチェロにはウサギの切り抜きが貼ってあったみたい。あぁ良い曲。

これは『24→24Music』より。大好きなEditバージョン。一回売っちゃたんですよ。このアルバム。で、 このタイミングでデラックス・エディションが発売だったので購入。一周回って解る事って多いんですね。こうやってまた巡り会えたのも、興味を持ち続けていたから。なんでも続けるっていうのが大事だなと思います。
 おそらく死後のEditなのでしょうが、アーサーはどう思ったかな。

 YYBY週2ペースで録音中です。あぁ参加メンバー募っています。ほんとに何でもいいのでidettu0928@yahoo.co.jpにメール下さい。あとmyspaceに録音中の曲をUPしました。諸事情によりモノラルですが。(苦)http://jp.myspace.com/yayaballya
 良かったら聴いてみて下さい。