独り言です
最近ふと思ったのですが、J-POPて「朝」や「明日」を希望の対象としてよく捉えますよね。どんなに辛くても明日はやってくる、朝はまたくる、みたいな。でもブルースて真逆なんです。朝の憂鬱を題材にしたものがかなり多いような気がする、というか多い。
まあ普通に考えて労働の憂鬱さなんかがあるんでしょうが、ふと思ったのは仕事の後過ごす時間が楽しすぎたのではないか?という事。こういう感覚というか、楽しみ方て日本人はあまり上手じゃないような気がするんですが。まあ現在はそんな事ないですか。
クラブカルチャーてそういう所から生まれているんですね。黒人やゲイなんかの社会からの抑圧を受けて、社会の周縁で生きている人達の痛みを忘れさせるための場所として機能するものという。そんな所から生まれる文化は差別という養分を吸い取って、結束を強め強く逞しいはずです。そんなこんなを『ブラック・マシン・ミュージック ディスコ、ハウス、デトロイト・テクノ』野田努著を読んでいて思ったわけです。まだ全然読めてないんですがね。
あまりクラブに縁はないのですが、文化としてはすごく興味があるのであって。まあ実際体験しないと解らない事が多いのは当たり前でして。アーサー・ラッセルからこういう所にやってきたわけです。
音楽が生まれる背景や、それをとりまく環境や社会に興味があるんでしょうね。それを本なんかで知って悦に入るっていう、質の悪い…。悪い癖ですね。もっと外にでなきゃ。音は聴くのですがね。でも自己完結の世界。
PINCH&SHACKLETON/『ST』より。夜のにおいがする音楽は好きですね。内省的でありながら踊れるという。こういうのが好物です。でもこれが心の拠り所になるのかっていうと…ならないですよね。そういう意味ではこっちです。
安田南『Some Feeling』より。西岡恭三のあの「プカプカ」のモデルは安田南さんだそうで。とても、とても大好きな曲です。
あぁ、たまにはライヴしたい