ライヴ

 先週末、ライヴを見に行きました。「キツネの嫁入りpresentsスキマ産業vol.31〜埋火×mmmダブルレコ発編〜」at木屋町Urbanguildでした。前々からキツネの嫁入りさんのスキマ産業というイベントに興味があり、コンセプトや何やかんやをみているうちにどこか惹かれるものを感じて今回初めて足を運んでみました。
 というのもスキマ産業のHPで過去、どんなバンドや人が出演しているのかなと調べているうちに出会ったのが埋火というバンドでした。ここ半年間程片思いしていまして、そんなタイミングで新作の『ジオラマ』が発売という事で購入し何度も何度も繰り返し聴いて、2月19日に臨んだわけです。そうしたらなんとドラムの方が体調を崩して入院という事で、ギター、ボーカルの見汐さん、ベースの須原さんという編成のライヴでした。どうなることやらと思ってみていたのですが、見汐さんの弾くギターの1音目が鳴った瞬間ぐっと引き込まれてしまいました。あぁこれはとても心地良いなと思いました。埋火が演奏している間は時間の感覚が無くなりました。こんな感覚を持ったのはとても久しぶりのような。二人の演奏という事で、うたが、ギターがベースがそれぞれ凄みをますというか、いやはや圧倒された次第でありました。全部が歌っていました。今でも目を閉じると二人編成の埋火の演奏が浮かんできます。見汐さんの弾くギター、歌がさらに好きになりました。ベースの須原さんもそうですが楽器と曲と会話をしているような演奏でした。割とエフェクティヴだったりしたのですが、とても自然で見事に空間を演出していました。いやあ、ああいうエレキギターは好きだなあ。帰り際に見汐さんと少しお話しできて握手してもらって頑張ろうかなと思えました。三人編成も見に行きたいです。
 音源も大好きです。埋火の曲を聴いていると、なんともおかしな例えですが少し横になろうかなと思います。時間の流れを緩めて歪めてくれるような。そういう時間というのはいいものです。そんな音楽も好きです。そんな音楽って大事だなと思います。いつか共演できるといいですね。

 「スキマ産業」とても楽しいイベントでした。このイベントに対するキツネの嫁入りの主催っぷりが見事だと思いました。見習わなければなりませんね。それぞれのバンドが出演している意味をいちいち言葉にしなくても伝わってきました。そんなイベントをやるべきですね。YYBYが次にライヴするのはいつになるやら。さて、今できる事をやりましょう。