LOVE

 今日馴染みのレコード屋さんに行くと、outatberoの加藤君とばったり会い先程までぶらぶらとしておりました。晩ご飯にといったトンカツ屋さんで中ビンを二人で飲んだのですが、店員さんが伝票に付け忘れるというアクシデントがありビールがただになるというラッキーが起こりました。こういう風に過ごす時間はいいですね。週に一度はこういうリラックスした時間がないと息がつまります。こういう時に共に過ごせる友人というのはありがたいものです。加藤君も僕も大学で京都に出てきて出会ったのですが、大学で出会った友人というのはそういう人が多いので、皆地元に帰ったり、別の場所に就職したりで離れてしまっているので寂しかったりするのです。だからこういう時間というのは何気なくはあるけれど大事なのです。
 で、レコード屋さんの方も収穫が多くてちと困りました。お金の面でね。でもこれも一期一会でどうしても買わずにはいられないのです。THEO PARRISHの12インチにMODEL500の12インチなど大好きなデトロイトものをさくっと躊躇なく購入。12インチというフォーマットがまたいいんです。ある程度の値段がするものですが、こう夢があるというか、いい12インチに出会うと特別な感情が湧いてきます。この感情は一目惚れの恋に近いものがあると思います。そんなこんなで、データではなく形としてもっていなければ気がすまないのです。CD-Rでも駄目なんです。灰谷健次郎さんが「家は借りてでも、本は買って読め」と書いていましたが、まさしくその通りだと僕は思うのです。こういう意味のある無駄使いは必要だと思います。というかそういう事のために働いている気がしないでもないです。忙しくてここの所レコード屋さんに余り行けてませんでしたが、たまにはこうして足を運ぶべきですね。
 本命で買ったDJ SPINNAのP&PレーベルのMIXCDを聴いているのですが、いいですね。これ。ほとんどMIXCDて聴かないけれど面白いですね。こういう作品てDJ冥利につきるのだと思います。また曲に新たなストーリーが生まれるという。やはりいいDJというのは偉大なのでしょう。今月号のwaxpoeticsも即買いでした。表紙がラリー・レヴァンですもの。

 70年代のNYのディスコシーンというのは、知れば知る程奥が深くて驚かされます。今の音楽シーンに対する影響は計り知れないものがあります。ここから生まれて育ったものってかなり重要ですよね。希代のシンセサイザー奏者・作曲家、パトリック・アダムスのこのP&Pも面白い、ディスコからほんとに初期のヒップホップまで。色々な事が起こり始めて、変わり始めた時代なんだなという事がよく解ります。パトリック・アダムスのシンセ使いは大好きです。

 話は変わりスピカーが到着しました!写真は仕事帰りにスピカーを届けてくれたYYBYのドラム・パーカッション奏者、新井君です。

 こんな感じでこれからミックスしていきます。その前に今はアルバム収録用の曲をもう1曲作っているところです。スピカーが活躍してくるのはもう少し先になりそうですが、音を鳴らしてみたところ、さすがにモニター用スピーカー。音がクリアで分離して聴こえました!驚きました。これは作業しやすくなるのでは?という見通しです。遊びにきて下さいね。