ヴォコーダーの歴史

 『How to Wreck a Nice Beach:The History of the Vocoder』という、ヴォコーダーの歴史をまとめた書籍と3アーティストが収録された7インチがセットという代物を購入したのです。そう、初めて見つけた時から気になって気になって仕方がなかったのですがついに買ってしまったのです。しかしながら当然書籍の方は洋書でして。頑張らないと読めないのです。でも7インチも気になるしみたいな感じで、うだうだ悩む事もなく気になりだしたら即決という鉄則に基づいて購入。購入。決して安くはなかったのですが。あるうちに買っておかないと無くなるのです。これ鉄則なのです。なんであの時買っておかなかったんだーと後悔した事も億千万回。で、なんでこれ買ったんだと思った事も億千万回。けれどそういう時はすぱっと売ってしまったらいいのです。それから何であれ売っちゃったんだろうと後悔した事も億千万回。そういう時は買いなおせばいいのです。レコードの売り買いも簡単ではないのです。まぁほとんど考える事なく本能にまかせて買うのです。本当にお金が無い時以外はね。
 あぁ話がそれましたね。そうヴォコーダーの話でした。ヴォコーダーを知ったのはそう、あれはクラフトワークではなく、ネオンズのアルミさんが使っているのを見たのが最初でしたか。(今は使っていないようですが)それからなんか素敵やなヴォコーダーと思っていて今のYYBYの体制になって、まず要るなと思って購入したのがAKAIヴォコーダーつきシンセでした。あのロボット声のなんともいえないロボット故の哀愁といいますか、シュールさにどうも惹かれてしまうのです。今はロボットもかなり進化しているみたいですが、一昔前のロボットの感じってなんとも滑稽じゃないですか。そんな感じがヴォコーダーにはあるのです。で、ヴォコーダーの歴史と聞かされてはこれは読むしかないなと思い買ったのですが洋書で読めないのです。サブタイトルが「THE VOCODER FROM WORLD WAR 2 TO HIP-HOP」とあるように本当の最初は戦争目的だったようです。ヘッドフォンなんかもそうみたいですよ。とか知るともっと知りたくなるじゃないですか。だから読みたいんですが洋書なのです。誰か訳してくれませんかね…。翻訳版でないですかね。今一番読みたい本です。

 ↑の動画は著者のDAVE TOMPKINSさんのよう。収録曲について解説しているのでしょうか。で7インチの内容もかなり良かったのです。エレクトロファンクが3曲でした。こういうのって全部曲一緒やん〜、みたいな所がいいですね。肝心のZAPPとかちゃんと聴いた事がないのですが今ならいけるはず!ロジャー・トラウトマン!でも、彼はトークボックスか。いつだったかのWAXPOETICSで彼の生前のインタヴューが載っていたのですが、トークボックスを使うのってどうも命がけみたいです。(というか、最近トークボックスってはやってませんか?)今号のWAXPOETICSから機材の特集もやるようで、そちらも楽しみなのです。