ネオンズREC3

 ネオンズの録音を手がけてはや1ヶ月弱になりますか。で、本日先程、一通りの作業を終了した次第であります!みんなよくがんばりました。で、前回の更新からずっとミックスをしていたわけです。ミックスに関しては一手に僕が引き受けたのですが、もっとこうしたいああしたいという自分の理想と現実のギャップを埋めていくという作業でした。自分の今の段階での限界が知れて良かったのです。録音に関してもそう。自分の曲じゃないというのがなおさらそうさせたというか。確実に次にいかせるなこれは。ミックスに関しては、随分と元々の楽曲の良さに救われました。
 で、マスタリングは関さんにお願いしてしまいました。もうこれに関してはさすが師匠!といった感じ。劇的に曲の感じが良くなり、ネオンズの皆も喜んでくれていた様子でよかったのです。毎度毎度ありがとうございます。関師匠。併行してスタジオワンでマスタリングについても教えてもらいました。本当に今まで全然知らなかった事ばかり。いくつになっても知らない事を知るというのは素敵なものです。日々これ勉強だな。今回のネオンズREC一連で色々な事を思ったり感じたりできたのです。とても楽しかった分、終わっちゃうと少し寂しかったりするのです…。あ、打ち上げしましょ。打ち上げ。完成祝いじゃ。
 近日中にこの音源も発売になるみたいなので、(ライヴ会場で売るのかな?)皆さん聴いてみて下さい。とても素敵な曲達が入っていますよ。ネオンズですよ!ネオンズ!

 最近のベスト。Miles Davisの『E.S.P』より、「AGITATION」。なんだかMiles Davisはほんとすごいんじゃないかという事が、マイルスの作品に触れる度に実感としてあります。底がしれない。本人もそう思っていたみたいだけれど、ジャズじゃないんだなこれは。Miles Davisという音楽。誰の真似事でもない音楽。すごいなって思える人はその人自体の音楽それだけ。ネオンズもそう。そこが尊敬に値する所。そんな音を前にするとジャンルなんていう言葉がすごくチンケなものに思えてきます。こうしてミックスやマスタリングなんかの作業をしていると、いい音の基準なんかもどうでもいいといったらあれですが、随分とそういう価値基準なんていい加減なものだなと思えてくるのです。機材がどうこうなんかももちろんあるけれど、それはあくまでも過程であって音は音としてちゃんと勝手に存在してくれるんです。だから重要な事はそこではなくて、しっかりと自分達の音を出せたらなんでもいいんだと最近よく思います。僕らも頑張ろうと思いました。さんきゅー、ネオンズ。