不覚

 しまった、不覚をとっていたではないか。というのもご存知デトロイトハウス三人衆(3Chairs)の内の1人である、RICK WHILHITEを忘れていた。『THE GODSON &SOUL EDGE 』の再発は持っていたのだがおそらく買って1度か2度聴いたきり放置していたのだ。なんたる不覚。今日思い出したように聴いてみると最高ではないか。どストライクなデトロイトハウスなのであります。MOODYMANNTHEO PARRISHに全くひけをとっていない。むしろこのソウルフルな感覚は彼ら二人よりも好みかも。(ミックス、リミックスには彼らをはじめ、Urban Tribeも参加)レコード屋の店長という経歴も素敵ではないか。やはり彼らに共通する、黒さを象徴するような独特の音の質感が味わい深いのです。こう手触りのようなね。そんな音を求める傾向はありますね。今日買ってきたKarriem Rigginsなんかもそうでした。そう質感は重要。好き嫌いの基準の大きな一つですわ。

 このアルバムのライナーで紹介されている、エディ・フォークスの「スティーヴィー・ワンダーこそが最初にシンセを使ったクソ野郎なのさ。クラフトワークにはいちどだってグッと来たことはないぜ」という名言が最高ですね。クラフトワークも最高だけど。
 不覚といえば最近、MUTEBEATが無性に聴きたいのだけれど売っちゃって持っていないんですよ。そしてどれも廃盤で。ベストは出ているんだけど。で、今日探しまわったのですが、見つからず。しょうがないからアマゾンで買おうかなと思っています。こればっかりはどうしようもない。くるくるくるくる回るのです。P&Pの15枚組が全部片付いたので、暫く放置してある音を聴こうかなと思います。数をこなすようになると一枚対する思い入れが減ってしまって残念だなと思っているのですよ。