不覚2

 またしても不覚ではないか。moodymannことKDJのコンピ、その名もレーベル名を冠した『mahogani music』。これも買って何度か聴いたっきりで、改めて聴いてみた所これまた最高で。Eryka Baduなんかにかなり近い感触の漆黒ソウルミュージックがぎゅっと、本当にぎゅっと詰まっているではないか。ここでのKDJはあくまで、プロデューサーという立場のようです。いやあ、なんでこれを無視していたのだという大好きな音です。あぁ〜売ってないことに感謝です。2枚組のもう一枚のNikki-Oのアルバムも最高でして。この辺の音も含め、もう一度じっくりと今までの道程を見直すべき時なのかもしれないです。今までも何回かある、あ、一周したかなという時ですね。思う時自分のやっている事も含めてね。制作活動も音の方は一段落したことだし。

 しかし自分の感覚なんてものは、本当にあてにならなさすぎですね。いつになれば耳がフラットになってくれるのかしら。まあ音を聴くことっていうのは、こういう楽しみを求めてのことなのかもしれないなと感じる訳です。自分にとって音を聴くという行為は、自分が音を出す上での最大のモチベーション。ここを楽しめなくなった時が終わりかなと。常に自分を楽しませてあげること。これが一番大事。何周も何周もしてやろうという覚悟はあります。聴き続け、演奏し続けることだな、これは。