雑念

 このワケの解らない時間に目覚めて、MLB観戦ばかりしているのもなんだなと思いMILES DAVISの『FILLES DE KILIMANJARO』を聴いているところ。邦題が『キリマンジャロの娘』でしたっけ。低い音で流すこの時間の音、ばっちりだ。至福の時間。煙草が旨い。
 しかしジャズのアルバムはブルーノート然りの、ジャケットがどれもいちいちかっこよくて。ジャケットで音が想像できるというか。なにせわくわくするジャケットが多い。故にそれを楽しむためにもレコードがベスト。そういう意味でもダウンロードつうのは聴いた気にならないと思うのです。したことないですが。出来ないですが。

 最近は、(ずっとそうなのかもしれないけれど)曲に対するアンサンブルにぐっと惹かれる傾向にあります。曲を聴く際にそれぞれのアプローチの仕方があると思うのですが、例えばメロディだったりリズムだったり。そんな中で最近の自分のもっぱらの傾向として、耳がいくのがアンサンブルだなと思います。演奏者の曲に対するアプローチ。コードなりリズムなりが決まった上でそれをいかに演奏するかという。別にクラッシックみたいな楽譜に書かれた演奏ではなくても、何でもそうであって。ひいては曲の雰囲気をどういう風に伝えるかという。そういう面白みを見いだしていますかね、最近は。そういう意味でマイルスはかなり好きだなという、まあどうでもいい事。マイルスがギル・エヴァンスとやった『Sketches of Spain』にはとても驚きました。大好きな一品です。
 自分達の音にもそういう部分を反映できればいいなと思っているのですが。近頃、レコーディングが終わりいくぶん日和気味になっている感はいなめません。仕方が無しとするか。こういうのは周期であって、ちょっとしたきっかけで変わるものだと腹を括っているのが良いのか悪いのか。きっかけなんてものは自分で作るんだという説もありますが。当たり前を当たり前に思うなよ、とは常日頃自分に言い聞かせなくてはなりません。
 部屋に居る限り基本ずっとエアコンをつけているけれど、換気でもしようかと思い立ち窓を開けてみると全然涼しいじゃないかよ。もう9月だもの。またひとつ季節が変わり、ひとつ歳をとります。釣りにいきたいなぁ〜笑。秋といえばスピナーベイトにクランクベイト、バイブレーションらの大好きな巻物系が活躍するという…。

 先輩から譲ってもらった長くて赤い竿。古いけれどとても気にいっています。この竿というのが巻物に強いんだ…。