奮え!


 MILES DAVISで「PARAPHERNALIA」from『MILES IN THE SKY』。このアルバムにはなぜかのジョージ・ベンソン参加。加藤君曰くレコード会社の意向のよう。しかしながら、明け方からのこういう時間はマイルスに限ります。60年代のマイルス周辺の人達の音はどれも好みです。特にマイルスは全部集めたいと思っています。アンサンブルが素敵。やはりジャズは先鋭の音楽だったという事をひしひしと感じる。時代を魁ている。THEO PARRISHもKDJも今におけるジャズなんだという事。色んな意味で。

 これを見て奮えました。興奮の奮。テクノの創造神達によるテクノ神話。熱い男達による熱い物語だな、これは。マシンに込めたsoulという事で「HighTechSoul」か。デトロイトという土地柄にして最高のネーミングだなと思います。必然だけれど出来過ぎだな。HighTechSoul by マッド・マイク・バンクスだったと思う。ここにはジェフ・ミルズは出てくるけれど、もう一人のURである彼は出てこない。これが彼のやり方か。彼らからはシーンのあり方を考えさせる事が多いです。音楽においては未だ東京中心の日本だけれど、アメリカやイギリスは地方の音楽が世界に向けて発信され、世界的なムーヴメントになることが多々あるのであって。日本の地方のシーンからもそういう事が起こったらなと思いますが、こうやって思う事は簡単。行動が伴わないと何の意味もない事は明確。この前のタケダ君帰国パーティーは良かった。あぁいう場から何か生まれたらいいのですが。闘う熱い男達による熱い物語。とりあえずの自分で起こせやこの野郎。
 しかし、音楽に対峙するという事は、作るのももちろんですが聴く方も闘いだなと感じる今日この頃。休みの日は飲み会ばかりで聴いていないレコードが10枚程あります。自分の場合「聴く」という行為が「演奏」するという事に直結するのであって、というかそれがモチベーションになっているのでこういう状況だと何も生まれはしません。自分自身を楽しませるのも楽ではないのですよ。あぁ、本当にふがいない。今日はたくさん聴こうと思う。