DETROIT STRONG



 これはずっと憧れていたMOODYMANNの1st『silenintroduction』である。先日ついに購入。で、やっと聴けました。DETROIT STRONG。しかしながら、このオヤジはここから現在まで何も変わらないな。漆黒のサイケデリアであり続けている。なんて粋なオヤジなんだと、本当に思う。DETROIT STRONG。この人のコラージュにおけるセンスはもうブラック・サイエンスフィクション以外のなにものでもない。この世界観はすごいな。大袈裟でもなんでもなく、音に誘われる宇宙空間。DETROIT STRONG。上にあげている曲は前にも紹介した「I Can't Kick This Feeling When It Hits」。元ネタはシックだったみたい。やはりというか、絶対にその辺りからやって来た事は確実。ここをこういう風に抽出するんだ。彼もまた連綿と続くブラック・ミュージックの正当性を引き継ぐ者。DETROIT STRONG。この人の曲はそう、陶酔型でもあるな。もちろんダンス対応でもある。う〜む、また大切な人生のマスター・ピースの誕生となりました。DETROIT STRONG。

 で、今日はおつまみを自作。茹でてあえるのみだけれど。あと生姜焼きも作ったな。時間がある時は自炊も悪くないなと思う。これは生きている実感。あと掃除もたくさんしてこれも人間らしかった。浮世離れしすぎるのもしんどくて、こういう事で元気になったりするものです。重要な日常生活。で、たまっていたLPも完パケ。しかしこういう大量消費的な聴き方もなんだかなとも思います。一枚に対する思い入れや、大切にする気持は昔に比べると随分減ってしまいました。一枚一枚ときっちり対峙するのも必要な事。こういう心構えは常に持っておくべきだな、おい。