気高さ


 本当にこの音を前にすると無になれる。そしてこっちが求めれば求めるだけしっかりと返ってくる音。聴けば前を向こうかなと思う。強く逞しく、しなやかでありたい。演奏力・歌に拠る所の説得力ももちろんだけれど、BOB MARLEYとWAILERSのプライドがひしひしと伝わってくる。音に気高さや尊厳がある。月並みな言い方だけれど半端じゃなく魂がこもっている。何者にも何物にも決して屈しないという確固たる意志。信じたのはJAHか。何か信じるものがあるというのはすごく強いことだ。自分を律するための基準。そんなことを教えてくれる音がレゲエには多いと思う。FUNKの有無を善悪の価値基準にしたP-FUNKやWe will never surfaceプログラマーとの闘いをスローガンに地下闘争を続けるURもそう。そんな音には美しく崇高な気高さが内在されている。そこを理解するかしないかで響き方が全然変わる。自分自身を疑うことなんて1日に1度や2度もちろんあるけれど、彼らの音を聴くと浄化される。自分の尊厳を疑う時、彼らの音を猛烈に欲する。厳しい音に問うのだ。一番信用できるのはそこ。解放するだ。

http://www.metro.ne.jp/schedule/2013/01/12/index.html#event01

 自分が気高くあるために必要なもの不必要なもの捨てるということの大切さに勇気と諦めるということで吐き気がすることばかりが多くてね葛藤している時もあり体が重い重いもっと軽く軽くありたい知らない方が楽なことのほうが多いと思うのだが場合によりけりなのかしっかり受けとめてかわす術何でもかんでも正面から受けとめると破壊力は抜群でそんなこんなを突破するための強く逞しくてしなやかなビートに低音を手に入れるのだ屈しないためにも気高くあるためにも。音というのは意志を持つことができる意志をこめることができるCybotronはclear消去せよとの教示をロボ声で与えたclear消去せよ次に進むのだ殲滅せよ常に消去し続けるのだ。負の力に油を注入燃やしてしまうといいんじゃない。「World of Echo」