rec4&5 etc





 完成したての新曲のレコーディングでした。2daysで首尾よくいったのがなにより。前回の反省を活かしつつ準備万端で。完徹でしたがそのくらいの方がテンションがあがる事もある。今回の新曲(off courseっていいます)はMPCでオケを作った段階で随分手応えがありました。一時ワンループの強度って書いていましたが、今回のそれはメインの音を作って簡単なリズムとサブベースを入れた時点で随分グルーヴを感じる事ができました。それが出来ているとあとはオケの抜き差し・リズムの抜き差しでかなり引っ張れるので構成をつけやすかった。そしてある程度何をやっても大丈夫。あとは自分のシンセだなってあれこれしていたらハマる音色ができました。今回はイメージした音がはっきりとあり、それを上手く具現化することができました。偶発的にできたものとは違ったので自信になる。曲作りのきっかけの音は偶発的なものでも、そこからの構築は必然をもってやるべきだな。
 音色なんですよね、大事なのは。言葉があった上で何かを伝える音楽ではないので、何で曲の持つストーリーなり世界観を表現するというと音のトーン、音色なんです。ミニマルなことをやろうとしているから尚更そうで。メロディがあれば暗いとか明るいとかイメージする事ができるけれどそれもしない。やっぱりトーンが語る。なんでこういう音楽に惹かれるかっていうとそういう部分が多分ありますね。ミニマル・テクノやミニマル・ダブなんかだったらなんでもいいっていうわけではなく、自分の好みの音色をつくるアーティストが好きなのです。それがベーシック・チャンネル関連だったりTelrae、最近好きなECHO SPACEだったりするわけです。強引にいってしまえばそこの音だったらなんでも好きってことに成り得る。ていうことを昨日の朝うどん君と話していたとても有意義な時間。ずーっとベーチャンっていっていたら彼は素敵な返答?をくれて嬉しい限り。