レコ屋にいこう

 恥ずかしながらここ2ヶ月程レコ屋にいっていなかった。。。年々買うレコードの枚数が減っていくというリアル。如何なものか。それでまぁ久々にいつもいくレコ屋に顔を出して何枚か購入。①BIRGA[N]/ESSIA、UPWELLINGS/BLUE LINE DUBSが相も変わらず好きなミニマルなダブでどちらも当たり。曲のトーンが好き。だけどコード感が前に出てくると、抽象性が薄れるというか、曲に色味が帯びてくるような感じを受けてしまうと少し残念になる。その辺自分の中で結構シビアで何でも好きなわけはない。それでもこの2枚は良かった。②坂本慎太郎/あなたもロボットになれるfeatかもめ合唱団 坂本慎太郎の新譜は追っていこうと思っている。空洞です以来自分の中に感じる時代の空気感ゆえに。これだけ評価されるというのは自分だけの感覚ではないのだろうな。海外の評価なんかは音や曲のユニークさも付いてきているということか。各紙、ウェブサイトなど2014年の1位はやはりナマで踊ろうなのかな。B面の野口五郎のGOOD LUCKが素晴らしく良かった。③CURTIS MAYFIELD/MELLOW CURTIS これはFREE SOULのコンピ。実は高校生の時買って一度手放したもの。自分のソウルミュージック、ブラックミュージック初体験ってこれ。テレビで流れて良いなと思った曲があって結構色んな人に聞いてまわっても解らず、いつもとは違うレコ屋の店員さんに声がファルセットでどうのこうのって伝えたところ、この人かなと渡されたのがこの盤。(結局それは何年後かにツェッペリンだということが判明)当時はCURTISの良さは解らなかった。改めて聴いて納得。よくいわれる通り、トーンの暗さと緊張感がこの人の根底にはある。それが理由で選曲者の人がライナーでメロウというよりスピリチュアル・カーティスで選んだと仰っており納得。やはり高校生の自分には無理がある。今となっては5指に入るくらい好きな人なので、やはりめちゃくちゃ良かった。オリジナルアルバムと違って、アーティスト本人以外があるコンセプトに基づいて選曲するアルバムも好きだなと思った。ミックスCDなんかもそうだけれど、また違うストーリーが生まれ得るという点。単なるベスト盤とは違う対象への理解と愛。
 新譜3枚と思い出の1枚ということで上々の買い物。こういうのが月に2〜3回あるといいんだけれど。自分の場合、聴くということは、それが参考になる・ならない問わず、モチベーションな意味で作るということに反映されるので。金とか寒さとか逃れ得ない現実だけれど、まー頑張ろう。