PAST for FUTURE

 先日のスタジオでYYBY、今年の活動が終了しましました。様々に関わって頂いた皆様に感謝と、来年もよろしくお願いします。14年は自分の中でトラック作りに対する方法論が出来てきて、バンドに落とし込んでの曲にも納得がいくものが出てくるようになりました。そこに至るまでの試行錯誤は長かった...のですが結局ややこしくせずシンプルにやるのが解りやすくていいのかなと。ギターもついに弾かなくなりましたし。その辺りから周りの人からも良い反応をもらえるようになったように思います。PA杉本さんと話をするようになったのも大きかったですね。出したい音・出す音を事前に解ってくれているPAさんに担当してもらえる良さというのを噛み締めました。それもあり本当にライヴが有意義になりました。それもあり、音の出し方をメンバー皆が楽しんで工夫するようになったのが大きな成果です。ベースはアンプもキャビネットもついに持ち込みバンドになりました。
 次の課題というか目標は二つあります。一つはライヴでの自由度を持たせること、所謂即興の要素を組み込めたら良いなと思っています。ライヴをやっている中での雰囲気や出ているグルーヴを重視して、フレーズの尺や曲の長さに自由度を持たせたり音の抜き差しをリアルタイムで行っていけるようになればなと考えています。システム上はなんの不都合もないのでこれがやれるようになれば次の段階なのでしょう。何度も書きましたが、理想はDJセッットのような場の作り方です。これをみて本当にそう思います。Elektro Guzziやっぱり半端ないです。(http://vimeo.com/82537538)二つ目は音源作りです。録音もミックスも結局は自分で完結出来るようにならないと、理想に近い音を作るのは難しのかなと感じています。ライヴを録音した音源が良くなってきたので、録音はもっと適した方法がありそうです。音源の曲は演奏・録音したものをエディットして音源用に作り直すくらいの必要性は感じています。今年はアルバムを作ろうと思っていたのですが、こういう疑問がふつふつと湧いてきてそこまでは至りませんでした。EP単位で試行錯誤しながらでしょうか。後はどういう音で何処に向けて発信するのかをもっと明確にして作らないと駄目ですね。
 こんな感じでこの一年は作る方に随分と比重が置かれました。メロディカを改造したりミキサーを新調したりで、買ったレコードやCDの枚数は例年の半分くらいでした。あまり印象に残った盤がないのが残念です。バンドのことばかりここに書いていた気がします。来年の出会いに期待です。