ライヴ

 リハ前に皆で家に集合し、車に機材を積み込んで会場に搬入する。搬入が終わったら一服しつつ共演者のリハを見る。自分の時間30分前くらいから機材を組んでからリハ開始。各々サウンドチェックをしてから曲でやってみる。終わって一服しつつ共演者やイベント関係者と談笑。リハ時間のリラックスした空気感がとても好き。イベントスタート時間になるとお客さんも入り、自分の出演が終わるまでは緊張感と興奮で他に無い気持ちの時間だけれど、終わってからの開放感はこの上ない。とりあえずビールの美味さ。演奏終わりで知らない人に声をかけてもらったりした時なんかは報われた瞬間だなと思う。この時間に飲みながら人と話をするのがすごく楽しくて。次の出演者を見たり見なかったりでここから記憶はどんどん曖昧になっていく。打ち上げやその場にだらだら残ってその日の話をする(まぁだいたい熱くなる)のは至福の時間。ライヴ終わりからの一連の時間を満足いくものにするために、曲を作ったり練習してライヴを迎えるというのが全てとはいわないまでも結構な比重を占めている気がする。それくらいかけがえのない時間。
 
 日付が変わって明日はそんなライヴの日。一番好きなハコで大好きな人達と最高のPAさんとのイベント。「LOW POWER」(http://www.metro.ne.jp/schedule/2015/04/20/index.html)半年振りのライヴにして今年初ライヴ。ここに到るまでほぼ週二回でスタジオ入りし、曲を作ったり練習したり。先日は録音(https://soundcloud.com/user7499524/flashing-lights)と映像制作(https://www.youtube.com/watch?v=VIe3JA5gjB0&feature=youtu.be)も。ベースアンプとキャビネットは持ち込みになり、自分はメロディカを演奏。ドラムのフレーズはループされるように。セットリストの半分は新曲で構成だし。こうして人前で演奏する機会があまりないもので一回一回のライヴが一つの区切りみたいで。特別なものだからかける思いみたいなのもあるけれど、たくさんたくさん楽しみたい。生きていると色んなことがあり、悲しいことや辛いことの方が多い。Kind of Blueなことは時にまかせて、So Whatといえるようになれば。個人的に間違いなく転機を迎えているんだけれどそれでもこの夜だけはと願う。