PAST<FUTURE


 先日のLow Powerありがとうございました。各出演陣、自分が思うLow Powerのなんたるかを体現しまくってくれていて素晴らしかったのです。みんな違ってみんないい、という当たり前のこと。違いに見え隠れするその人の深いところ。みたいな部分が滲み出ている人は、穿った言い方になるけれど興味を持ってみれるし好感を持ちます。誰のための何のための音楽なのかな?という問いがよぎることもしばしばです。音楽から紐解いてその人の暮らしや背景を覗きたくなる、くらいの面白さを自分は求める節があります。勿論自分の好き嫌いという大きな壁があるので、何でもというわけにはいきませんが。最近自分の好みもより固まりつつあり、自分はこれから何処へ向かうのという不安もありますが、最近というかもう何ヶ月もレコ屋にいけてない時点で駄目だな。。。世界各地のフォーク・ミュージック(民俗音楽ね)に興味があって、一風変わった知り合いが働いている大手レコード屋さんに行った際には、小泉文夫先生なんかが監修しているコンピレーションを買い集めたいななんて思っています。が、開いている時間に起きていることがまずない。自分に余裕が無くなって音楽が生活から減っていく。そういう時こそ音楽だろ、と思うのに自分にとって何なのだろうなと少し虚しくもある。が、散歩の時はずーっと音楽聴いてるし、曲を作っている時なんかは歩きながら聴く音がインスピレーションの源だったりする。インプットは足りていないがそれが今の距離ということかな。バンドの練習は何よりの楽しみだし。独り言。YYBYの方は先日のLow Powerで披露した新曲への反応がかなりあり嬉しい限り。音源upしているので聴いてみて下さい。(https://soundcloud.com/user7499524/wudu-1014-livekyoto-metro

 YYBY次は京音(http://www.ky-o-to.com/)というイベントに出ます。自分たちのことを全然知らない人、もしかしたらYYBYのような音楽を全然聴いたことがないような不特定多数の(おそらく本当に今までで一番多くの人の前での演奏だと思う。)人たちを前にいつも通り杉本さんとdub you crazy!するので、どんな反応が返ってくるのかすごく楽しみ。とにかくYYBYの存在とYYBYのような音を体感して、知ってもらえればなと思います。ジャックさん土竜さんという恩人2人に推されての出演なんでいい演奏できるよう仕上げていきます。写真は全然関係ないけれど、散歩しているとよく見かける秋桜なのかな?好きなのです。祖父と祖母が花好きで、庭にはいつも花が咲いていました。平気でボールをぶつけてよく怒られた。母方の祖父は趣味で蘭を育てていて温室まで作っていたほど。道端や軒先など気に入った花が咲いていると、思わず写真を撮ってしまってナイトフラワー写真集があるのですが、血かな〜と思います。重ねた歳のせいかそういうことをよく思います。生まれ故郷を離れ丁度10年。思うところも結構あります。

 ドボルザークが故郷を想って作ったという「新世界」アルバート・アイラーver.名演だと思う。「Goin' Home」というアルバムのライナーにのっている彼のインタビューでのコメントが印象的。「僕は誰もがハミングできるようなメロディが好きなんだ」アルバート・アイラーもそうなんですよ。故郷か。想うことはたくさんあるけれど、帰る場所があるっていうのはありがたいことです。長文、最後まで読んでくれた人感謝です。