Past<Future

 おもにヨーガしてたし、今もやっている。ヨガは面白い。知れば知るほど面白い。別に健康になりたいとか、悟りたいなどという理由ではない。理由はシンプル、面白いから。自分の精神・肉体・呼吸というとても身近で一生ついてまわるものが対象。ヨガをしているとたくさんの気付きがある。心だったり体の日々の変化だったり。そこにヨガには一説には5000年!?ともいわれる歴史があるらしい。その歴史上で生まれた哲学がある。音楽もそうだけれどそこが面白いんだわ。このブログ読んでくれている人はわかると思う。そういうところも書いてきたつもりではある。知らなくてもいいことだけれど、知っているとより楽しめる、深められる、というのはなんでもそうだと思う。音楽もそうだけれど、ヨガもすぐ宇宙とかいうんだ。どちらも決して現実逃避的な意味での宇宙ではない。内なる宇宙そして大いなる宇宙、それを繋げていくということだ。カルトか、宗教か、と思ったでしょう。その通り。原始宗教に近いとということを教わってすごく腑に落ちた。はじめてもうすぐ1年。というわけでヨガには恋してます。 
 そしてツールドフランスに出たくてロードバイクも乗りはじめた。いく時は100キロ、200キロ。人は俺を阿呆だという。俺もそう思う。が、阿呆だけでは100キロ、200キロこげません。俺はごく普通の人なので気合いとか根性とかいったものでこいでいます。好きなんだな、気合いとか根性。のっていると何処までもいける気がしてくる。距離も意識も。たかが自転車、されど自転車。これまためちゃくちゃ深い。パーツ1つどうするのかという世界。どんなスタイルになっていくのか、どんな自転車になっていくのか夢は膨らむ。

 結果、音楽が一番ゆっくりになった。演奏するのも聴くのも。数は少ないライヴの中でも、もうこのまま死んでもいいんじゃね?と思う演奏の瞬間があったし、人が演奏しているのを聴いていても然り。ありがたいことに東京にもいけた。音楽があってそれを共に演奏してくれるメンバーがいる。そもそもスタジオでメンバーと他愛もない会話しているのが楽しいんだ。ベルリンに旅立ったまほにいわれたな、こんな音楽を一緒に演奏してくれる仲間がよくいたなって。その通りでございます。YYBYはじめて10年。10年続くのはそれなりの理由があってのこと。ギターおいてミキサーがメイン楽器になり、ドラムが電化され、ベースのフレットが抜かれることなんて誰も想像していなかった。必要があって変化してきた。YYBYの音楽探求の賜物だと誇りに思う。まだまだやりやいことはたくさんあるぞ。
 聴く方も全然レコード買えていない(チャリにつぎこんだから)けれど、Pefumeのアルバムを買って、新譜を発売日に買って聴ける喜びを感じ、ミンガスのブルースに心熱くし、ART ENSEMBLE OF CHICAGOの強靭でしなやかなジャズに心踊らせ、テレサ・テン桃井かおりの歌に浄化される俺の感度は落ちてなんかいない。

 ヨーガもチャリも音楽もつまるところ目的は同じ、自分の洗濯。手段が増えた。




 最後にこのブログのタイトル(Past<Future)をいただいた、安室奈美恵さんが引退。大好きな60s 70s 80sをあげておく。良い時も悪い時もあり、音楽的な変遷も経て日本音楽史における巨星になったんだと思う。海の向こうではアレサ・フランクリンもだ。Rock Steadyはアレサが元ネタ。2人とも俺んなんかがどんなに言葉を尽くしてもとうてい足りはしない。リスペクト。俺の部屋のドアには安室ちゃんのポスターが貼ってあるんだ。いま、という瞬間を大切にPast<Futureでありたい。